先日、委託先のレッスンでろう者の方と一緒に水泳を楽しむという貴重な経験をさせていただきました。このブログでは、その体験を通じて学んだこと、そして水泳の素晴らしさについてお伝えしたいと思います。
私は「福岡を水泳で元気にする!」というモットーを掲げ、水泳指導を行っています。その中で、健常者だけでなく、より多くの方々に水泳の楽しさを知っていただきたいという思いから、約1年前から手話の勉強を始めました。
最初は本当に何もわからない状態からのスタートでした。手話の「手」の字さえ知らない状態でしたが、一歩一歩学んでいくうちに、少しずつコミュニケーションができるようになってきました。指文字で数字や距離を伝えたり、基本的な単語を手話で表現したりできるようになりました。
集団レッスンの中でろう者の方と一緒に泳ぐ機会がありました。全体のレッスンを進めながら、その方のために特別な配慮を行う必要がありました。具体的には:
集団レッスンという環境の中で、一人の方に特別な注意を向けることは決して容易ではありませんでした。しかし、全体への指導を行いながら、時折手話を交え、口を大きく動かし、視覚的な情報を意識的に提供することで、徐々にコミュニケーションの壁を乗り越えることができました。
レッスン終了後、ろう者の方が笑顔で喜んでくださった瞬間は、私にとって大きな励みとなりました。まだまだ手話の技術は十分とは言えませんが、これまでの練習の成果が実を結び、水泳の楽しさを伝えることができたという実感は、大きな自信となりました。
この経験を通じて、水泳には言葉の壁を超えた可能性があることを実感しました。水の中では、私たちは皆平等です。言葉の有無に関わらず、水泳を通じて喜びや達成感を共有できることを、身をもって経験することができました。
この経験は、私の指導者としての新たな可能性を開いてくれました。これからも手話の勉強を続け、より多くのろう者の方々に水泳の楽しさを伝えていきたいと考えています。言葉の壁を超えて、水泳を通じた交流の輪を広げていくことが、私の新たな目標となりました。
水泳指導者として、新しい挑戦を続けることの大切さを実感しています。手話という新しいスキルを身につけることで、より多くの方々と水泳の喜びを分かち合えることを嬉しく思います。これからも、誰もが楽しめる水泳環境づくりに励んでいきたいと思います。
この経験は、私にとって大きな学びとなりました。これからも手話の勉強を続けながら、水泳を通じてより多くの方々と素晴らしい時間を共有できることを楽しみにしています。水泳には、人々をつなぐ素晴らしい力があることを、改めて実感した貴重な機会となりました。
メニュー
TEAMらくえい
〒 811-0121
福岡県糟屋郡新宮町美咲3丁目1-1新宮プラザ2F